髪の毛の健康を保つために

髪の毛の健康を保つために

 

ツヤやハリのある髪の毛を保つためには、外側から補修するだけではなく、体の内側にも目を向けなければなりません。
健全な体から、健全な髪の毛が生まれるからです。

 

髪の毛を植物に例えるならば、頭皮は髪の毛を育てる大地です。
この大地(頭皮)が健全でなければ、当然のことながら植物(髪の毛)は十分に育つことができません。

 

大地の状態を改善しなければ、植物は細くて弱々しくなり、
成長途中で枯れてしまうこともあります。

 

ですから、太くて艶やかでハリのある元気な髪の毛を保つためにも
間違った生活習慣を改め、健全な体をつくることが重要なのです。

 

実は便利で快適な私たちの生活の中には、いくつもの落とし穴があります。

 

例えば24時間営業のスーパーやカラオケなどの娯楽施設、DVDやインターネットなどはすでに当たり前ですが、
生活のリズムが狂いやすくなると同時に体のリズムも崩れやすくなってしまいます。

 

また、レトルト食品や冷凍食品、できあいのお総菜などは簡単で便利ですが
栄養価が低く、防腐剤など体に悪影響を及ぼす成分も少なくありません。

 

さらに、車や電車で移動することも多く、意識しないうちに運動不足に陥ります。

 

その上に、精神的なストレスが加算されれば、心身ともに不健康な状態を引き起こしてしまうわけです。
そこで、髪の毛の健康を守るために、正しい生活習慣を取り入れるようにしましょう。

 

但し一度に何もかも改善しようとすると、そのこと自体がストレスになったり、
途中で挫折したりして、かえって逆効果になったりします。

 

極端な生活改善をするよりも、出来る事から、出来る範囲で取り組みながら
正しい生活習慣のコツを身に着けるようにしましょう。

 

髪の毛の健康を保つために

 

髪の毛の材料はたんぱく質

 

たんぱく質は英語で『プロテイン』
れは『最も必要なもの』という意味のギリシャ語『プロティオス』が語源となっています。

 

毛髪や皮膚、骨、筋肉、爪、血液のほか、ホルモンや酵素、免疫物質、脳内物質など
私たち人間の体には欠かせない栄養素です。

 

このたんぱく質は、20種類以上のアミノ酸が結合したものですが、
人間の体内で合成されるものと、体内で合成されないものがあります。

 

ロイシン・イソロイシン・メチオニン・スレオニン・リジン
バリン・トリプトファン・フェニルアラニンの8種類は必須アミノ酸と呼ばれ、
私たちの体内では合成されないため、食べ物から摂取して補充しなければなりません。
どれか一つでも欠けていたり、量が少ないと、毛髪や筋肉をつくるたんぱく質として合成できないのです。

 

髪の毛の製造工場である毛母細胞が一生懸命作に髪の毛をつくろうとしても、材料がなければ作れないのです。

 

厳密に言えば、必須アミノ酸に10種類のアミノ酸を加えた18種類のアミノ酸で構成されたケラチンが髪の毛の成分です・

 

10種類のアミノ酸とは
(シスチン・グリシン・チロシン・アスパラギン酸・グルタミン酸・ヒスチジン・アラニン・プロリン・セリン・アルギニン)

 

ですから、髪の毛の材料であるたんぱく質をとるときは、少なくとも8種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいる
良質のたんぱく質をとる必要があります。

 

 

・動物性たんぱく質
・牛肉や豚肉・鶏肉などの肉類
・サケやマグロ・カツオやアジ・イカなどの魚類
・ホタテ・シジミ・アサリなどの貝類
・ワカメ・昆布などの海藻類
・たまご
牛肉・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品など

 

但し、これらの動物性たんぱく質はコレステロールや脂質も多いので摂りすぎには注意しましょう。

 

・植物性たんぱく質
・玄米・胚芽米・白米・ハト麦・蕎麦などの穀物類
・大豆・黒豆・枝豆・ソラマメ・小豆などの豆類
・ゴマ・豆腐・納豆
・ブロッコリー・アスパラガス・タケノコなど

 

ちなみに玄米から種皮、果皮、胚芽、デンプン層を取り除いて胚乳だけになったものが白米で、
70%が炭水化物(糖質)、6%がたんぱく質です。
ビタミンやミネラル分がごくわずかしか残っていないので、
玄米と同じ微量栄養素をとるには、1日30品目のおかずをとらなければなりません。

 

髪の毛の健康を保つために

 

栄養バランスの良い食生活を身につけるコツ

 

髪の毛のためにはたんぱく質が良いからと言って、
それだけ摂っていても栄養素の働きを十分生かすことはできません。

 

たんぱく質・糖質・脂質の3大栄養その他に、ミネラルやビタミンなどの栄養素を
過不足なく摂ることが大切です。

 

食べ物から摂取した各栄養素は、お互いに補い合うことで必要な栄養素を取り入れるからです。
食べ物を次の4つのグループに分け、その中からまんべんなくとるようにすると、
何を食べればよいかコツがつかめてくるでしょう。

 

・グループT・・・毛髪や筋肉、血液をつくるたんぱく源を摂る

 

肉や魚介類、大豆製品など良質なタンパク質を摂ります。
なるべく植物性たんぱく質を摂るようにしましょう。

 

・グループU・・・エネルギー源となる糖質や脂質を摂る。
ごはんやパン、麺類などょ主食にし、エネルギー源を確保します。
また、果物にはビタミン類も多く含まれているので、食後のデザートで取るようにしましょう。
ケーキやクッキーなどのお菓子の摂りすぎは太る原因になるので注意しましょう。

 

・グループV・・・カルシュウムを摂る
小魚や牛乳、チーズ、海藻類などからカルシュウムを摂ります。
カルシウムは日本人に一番不足しているといわれる栄養素で、
アルコールや喫煙、運動不足もカルシュウム不足をまねきます。
たんぱく質やビタミンDはカルシュウムの吸収率を高めるので、
なるべく一緒に取るとよいでしょう。

 

・グループW・・・ビタミンやミネラルを摂る。
緑黄色野菜や淡色野菜、キノコ類などは、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
これらの栄養素は、健康な髪の毛をつくるのに欠かせないだけでなく、
ストレスを和らげたり、コレステロールがたまるのを防いだりと
健康な体をつくるのに大活躍する栄養素です。
体内で合成できないものが多いので食べ物からとる必要があります。

 

体をつくる材料であるたんぱく質を自動車に例えると、
たんぱく質はボディやエンジンなどの鋼鉄にあたり、、活動するためのエネルギー源となる
糖質や脂質は燃料であるガソリンにあたります。

 

そして、体の生理機能を整えるビタミンやミネラルは、
部品の結合部分や車を維持するための潤滑油であるオイルにあたります。

 

どれか一つ欠けても、車としての機能が維持できないというわけです。
『職は医なり』ともいわれるように、食べ物によって健康な体は作られます。
体に必要なものを取り入れ、不必要なものを排出するという
2つのバランスが崩れると、代謝の悪い体になります。

 

代謝がわるいと、脂肪がたまりやすく肥満になる。
血液の流れが悪くなる。
疲れやすくイライラする。体の抵抗力が低下する。
ホルモンバランスが悪くなる。
生活習慣病になってしまうなど・・・
悪いことばかりが起きるようになります。

 

髪の毛の原料となる良質のたんぱく質のほか、血行を促し頭皮に栄養を運ぶ脂質、
髪の毛の新陳代謝を促すビタミンB群、皮脂の酸化を防ぐビタミンE、
ビタミンEの働きを高めるビタミンC、ホルモン分泌をスムーズにするカルシウム
髪の毛の成長やメラニン色素の合成に必要なヨードや亜鉛などのミネラルを積極的に摂るとよいでしょう。

 

いずれにせよ、毎日の食事はカロリーよりも栄養バランスを考えて選ぶことが大切です。

 

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